
インバウンド決済対応ガイド|国別支払い方法のトレンドと導入のポイント
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「SNSで外国人のお客さんを呼びたい」と発信を始めても、なかなか手応えが得られず発信が止まってしまったことはありませんか?
ターゲット国の人々が好むSNSや伝え方を知らずにやみくもに発信を続けても、インバウンドのSNS集客は成功しづらいのです。
本記事では、主流SNSごとの特徴や国別の使い分けについて解説したうえで、参考にしたい8つの成功事例をご紹介します。
成功するためのポイントもまとめているので、自信を持ってインバウンドのSNS集客に取り組みたい方はぜひ最後までご覧ください。
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Instagram|視覚的な“映え”で「行ってみたい」を刺激する
TikTok|動画での体験発信で一気にバズを狙う!
Facebook|実名制の安心感で欧米圏や中高年層の信頼を得る
YouTube|動画で詳しく魅力を伝え、旅の「疑似体験」を届ける
Weibo(微博)|中国市場を狙うなら必須のプラットフォーム
小紅書(RED)|中国の若者や女性に人気の口コミSNS
【Instagram】没入型体験が勝手に広がる仕組み(チームラボ)
【Instagram】「垂直方向」への観光動線開発(東京・渋谷スカイ)
【Instagram・TikTok】「日本一オモシロイ」発信でファンを作る(東京力車)
【Instagram・TikTok】視覚的快感による言語の壁の超克(奈良県・中谷堂)
【Facebook】現地の「ライフスタイル」を発信(北海道・ニセコ観光)
【YouTube】「深く知りたい」層へ届けるストーリー(海の京都・天橋立)
【Weibo】四季の魅力発信とインフルエンサー活用による認知拡大(青森県)
【小紅書/RED】動画投稿による息の長いPR効果(福岡県観光連盟・西日本鉄道)
ポイント1. 情報だけでなく「体験(ストーリー)」を届ける
ポイント2. 英語などの多言語対応を徹底する
ポイント3. ハッシュタグを効果的に使い、見つけてもらえる工夫をする
ポイント4. 現地のインフルエンサーを積極的に活用する
ポイント5. データ分析で「何がウケたか」を振り返る

日本を訪れる外国人旅行客が観光プランを考えるとき、今やGoogle検索よりもSNSが大きな影響力を持っています。
広告のような一方的な情報よりも、実際に日本を旅した人の「生の声」のほうが信頼されるためです。
これをUGC(ユーザー生成コンテンツ)と呼びます。
観光庁の調査※でも、多くの訪日客がSNSを情報源にしていることが明らかになっています。美しい風景や美味しい料理の写真は、言葉の壁を超えて「ここに行ってみたい!」という直感的な意欲をかき立てるのです。
今やSNSは、世界中にファンをつくるための窓口として、プロモーションと切っても切り離せない存在といえます。
インバウンド集客の効果を最大化するには、SNSを味方につける必要があるでしょう。
▼インバウンド市場全体の最新動向については、こちらの記事で詳しく解説しています。
【関連記事】インバウンドによる経済効果とは?最新の消費動向や成功事例も解説
▼国別の旅行者数・消費額ランキングはこちらの記事でご紹介しています。
【関連記事】インバウンド需要とは?今後の展望や課題、取り込むための4つの対策を解説
※ 参考:観光庁|インバウンド消費動向調査(2024年 年次報告書)Ⅰ訪日外国人の消費動向の分析結果 5.旅行情報と旅行情報源

日本国内で流行っているSNSが、海外でも同じように使われているとは限りません。世界的に利用者の多い主要なSNSは下表のとおりです。

写真・動画・長文など、それぞれのツールが得意とする表現方法を知り、自社の魅力が最も伝わるプラットフォームを見極めましょう。
Instagramは月間21億人以上の利用者を抱え、世界中の20〜30代を中心に人気を集めています。
写真や短い動画(リール)を使って、言葉の壁を越えて視覚的に美しさやおいしさを伝えるのが得意なSNSです。
世界中で使われているハッシュタグ(#JapanTripなど)を活用することで、自社の投稿を世界中のユーザーに届けることができます。
<活用メリットの例>
・美しい写真でブランドイメージを高められる
・リール動画で店内の活気を伝えられる
・ストーリーズで最新情報をリアルタイムに発信できる
TikTokは月間18億人以上が利用し、アメリカや東南アジアをはじめ世界中の10〜20代の若者によく使われています。
音と映像を組み合わせた短尺動画で、その場の楽しさや臨場感をリアルに伝えることができるのが特徴です。
独自のアルゴリズムにより、フォロワー数に関わらず「動画の面白さ」で世界中のユーザーに投稿を届けることができます。
<活用メリットの例>
・リズムの良い動画で「体験の楽しさ」を直感的に伝えられる
・最新のトレンドに乗ることで、爆発的な拡散(バズ)が期待できる
・言葉がわからなくても、映像の勢いだけで魅力をアピールできる
Facebookは月間31億人以上の利用者を誇り、欧米やアジア圏など世界中の30〜50代に親しまれています。
実名制を基本としているため情報の信頼度が高く、コミュニティ作りやイベントの告知に向いているのが強みです。
共通の趣味を持つ「グループ」や、詳細なターゲット設定ができる「広告機能」を活用することで、特定の層にピンポイントで情報を届けることができます。
<活用メリットの例>
・文字数の多い投稿ができるため、詳しいこだわりや想いを伝えられる
・コメントやDMを通じて、予約前の不安を解消するやり取りがしやすい
・イベント機能を使って、期間限定の催しなどを効果的に告知できる
YouTubeは月間27億人以上が利用し、世界中のあらゆる世代に幅広く使われている動画プラットフォームです。長い動画を投稿することで、写真や短い動画では伝えきれないお店のこだわりやストーリーを詳しく伝えられるのが特徴です。
Googleなどの検索結果にも表示されやすいため、具体的な旅先をじっくり探している意欲の高いユーザーに情報を届けることができます。
<活用メリットの例>
・施設の設備や地域の歴史などを、詳しく丁寧に解説できる
・多言語字幕を付けることで、世界中の視聴者の理解を助けられる
・過去の動画が資産として残り、長期間にわたって集客に貢献してくれる
Weibo(微博/ウェイボー)は月間6億人以上が利用する中国の情報拡散型SNSで、主に現地の20〜30代に支持されています。
巨大な中国市場に向けて直接情報を届けることができ、インフルエンサーの力を借りた口コミ拡散が非常に強力です。
トレンドの移り変わりが早く、口コミの影響力が非常に強いのが特徴です。
現地のインフルエンサー(KOL)やトレンドのハッシュタグを上手く活用することで、訪日意欲の高い中国のユーザーへダイレクトに情報を届けることができます。
<活用メリットの例>
・中国独自の文化やトレンドに合わせた、精度の高い発信ができる
・インフルエンサーとのコラボにより、短期間で高い信頼を得られる
・公式アカウントとして認証を受けることで、企業の安心感をアピールできる
小紅書(RED)は月間3億人以上が利用し、中国の10〜30代(特に女性)から高い人気を集めるSNSです。写真や動画に詳しいレビューを添えるライフスタイル共有型のSNSであり、雑誌のように見やすいレイアウトで商品の魅力を伝えられます。
リアルな口コミを探すユーザーに深く刺さり、旅行前の買い物や行き先の検索によく使われるため、日本旅行を具体的に計画しているユーザーへダイレクトに情報を届けることができます。
<活用メリットの例>
・実際に体験した「正直なクチコミ」で、高い信頼感を与えられる
・店舗の場所や購入手順などを、画像つきでわかりやすく解説できる
・トレンドに敏感なユーザー層に向けて、話題のスポットとしてアピールできる

実際に、SNSを活用して多くの外国人観光客を呼び込むことに成功した事例はたくさんあります。
ここでは、それぞれの主要SNSを使い分けた8つの成功事例をご紹介します。自社の業種や強みに似たケースを探して、運用のヒントを見つけてみてください。

東京の「チームラボ」は、SNSでの拡散を最初から設計に組み込んで成功しています。言葉で説明するのではなく、圧倒的な映像美の中に自分が入り込む体験(没入感)を提供し、来場者が「誰かに見せたい」と思わず投稿してしまう流れを作りました。

<主な取り組み>
・館内をすべて撮影可能にし、どこを撮っても“映える”照明設計にする
・公式アカウントで、世界中のユーザーが投稿した魅力的な写真をリポスト(紹介)する

渋谷の展望施設「渋谷スカイ」は、Instagramを最大限に活用し、渋谷を「ただ通り過ぎる街」から「ここを目的に訪れる街」へと変えました。
地上230メートルの屋上での体験を、写真や動画に映えるコンテンツとして磨き上げることで、多くの外国人旅行者を集客しています。

<主な取り組み>
・360度のパノラマビューや空と一体化できる「スカイエッジ」など、Instagramの動画や写真にぴったりな“映え”撮影スポットを用意する
・SNSでの評判が世界中に広がることで、海外の旅行ガイドブック以上の集客力を持ち、周辺の施設へも観光客が足を運ぶ流れを作る

浅草で人力車を運営する「東京力車」は、InstagramやTikTokなどのSNSを活用して世界中から注目を集めています。
海外からのコメントも多く、動画を見た人が「この俥夫(しゃふ)さんの人力車に乗りたい!」と実際に日本を訪れるほど強力な集客源です。
俥夫たちの個性や物語をありのままに映し出す「オモシロイ」発信が、言葉の壁を超えて世界中に人力車の魅力を広めています。
<主な取り組み>
・俥夫(しゃふ)一人ひとりのキャラクターや成長の物語を伝え、指名予約に繋げる
・毎日ライブ配信を行い、浅草のリアルな活気を世界中に届ける
参考:PR TIMES|日本で最もバズってる観光業!浅草人力車「東京力車」のSNS総フォロワーが30万人を突破!!

奈良県にあるお餅屋さん「中谷堂」は、言葉がいらない「高速餅つき」の動画で、世界中の人を惹きつけています。
パッと見ただけで印象に残る映像がきっかけとなり、国内外問わず多くの人々が訪れるそうです。
<主な取り組み>
・言葉での説明がなくても、職人技である「高速餅つき」の映像だけで、数秒で外国人の視線を釘付けにする
・お店に来た観光客がスマホで撮影してInstagramやTikTokなどのSNSに投稿し、それがまた新たな観光客を呼ぶという「無限の口コミループ」を生み出す

北海道のニセコエリアは、冬のスキーだけでなく、1年中楽しめるリゾート地としてのブランドをFacebookで世界に発信しています。
NPO法人が中心となり、単なる施設紹介ではなく「ニセコでのライフスタイル」を提案することで、インバウンドブームの前から国際的な人気を集めてきました。
<主な取り組み>
・夏を「グリーンシーズン」と呼び、森林浴や遅咲きの桜などの魅力を発信して、一年を通して観光客が来るようにする
・春の時点で翌シーズンの予約情報を公開し、早期予約の割引コードを配って旅行前(タビマエ)の予約を促す
・エリア内の約200施設に無料Wi-Fiを導入し、ハッシュタグ「#NisekoByNature」を通じて、観光客が自分で写真や動画を投稿(UGC)しやすい環境を作る

出典:Youtube|海の京都 公式Youtubeチャンネル
京都府北部の「海の京都」エリアは、YouTubeで地域の歴史や食文化を美しい映像で紹介しています。英語のキャプションを入れている動画もあり、海の京都エリアの豊かな自然が育んだ食材やラグジュアリーな宿など、富裕層の興味を惹きやすい題材を取り上げているのが特徴です。
<主な取り組み>
・映画のような高品質な映像(シネマティック動画)でストーリーを伝える
・インバウンド向けの動画には英語のキャプションを入れる

出典:日テレNEWS NNN|青森県に熱視線 中国のSNSで県人口超えるフォロワー数なぜ?
青森県は、中国最大のSNS「Weibo(微博)」を活用したデジタルマーケティング戦略によって中国市場での知名度を大きく引き上げ、インバウンド集客に成功しています。継続的な発信により、県の人口(約120万人)を超えるフォロワーを獲得しており、その実績から「Weibo日本年度 観光プロモーション大賞」を受賞しました。
<主な取り組み>
・中国市場に向けて、青森県の四季折々の魅力や観光スポットの情報をWeiboで継続的・積極的に発信する
・影響力のあるインフルエンサーと協力(コラボレーション)し、観光情報を広く拡散させる
・ハッシュタグ「#青森旅游#(青森旅行)」を活用した発信を行い、4,000万回以上の閲覧数を記録してインバウンド需要を牽引する
参考:日テレNEWS NNN「青森県が「観光プロモーション大賞」を受賞!Weiboを活用したデジタルマーケティング戦略が高評価」
福岡県庁の上海事務所の報告書によると、西日本鉄道株式会社の観光列車の乗車動画を福岡県観光連盟のREDアカウントに投稿したところ、投稿直後から連日多数の予約問い合わせが発生しました。4ヵ月が経過した後も継続して反響があるなど、息の長いPR効果を生み出した事例です。
<主な取り組み>
・福岡県観光連盟の公式アカウントで観光列車の乗車体験を伝える動画を投稿する
・一過性のバズ(流行)で終わらせず、RED経由で直接予約の問い合わせを受け付ける窓口として機能させる
参考:福岡県庁|令和6年12月 RED(小紅書)を活用した中国人観光客の集客について
▼こちらの記事ではSNS以外のインバウンド対策についても解説しています。
【関連記事】
インバウンド対策は何から始める?小売店や飲食店など業種別具体策や成功のポイントを解説
インバウンド集客完全ガイド|すぐ始めたい6つの方法と成功事例

SNSはやみくもに投稿しても結果は出にくいものですが、基本のポイントをしっかり押さえるだけで、その効果は大きく変わります。
最後に、今すぐあなたのビジネスのSNS運用に取り入れられるポイントを5つご紹介します。
昨今、物資の購入よりも、そこでどんな感情を味わえるかという「コト消費」を求める旅行者も増加しています。SNSでは「駅近」や「安い」といったスペックとしての情報だけではなく、見る人の心を動かす「体験(ストーリー)」を伝えることが重要です。
<伝えるべきストーリーの例>
・料理が運ばれてきたときの驚き
・店主がそのサービスを始めたきっかけ
・その場所を訪れることで得られる特別な感情
また、ターゲットが「いいな」と思った瞬間の熱量を逃さず、スムーズに予約ができる「動線」を作ることも忘れないようにしましょう。
投稿やプロフィールから直接予約サイトや公式HPに飛べるようにリンクを設置します。
外国人旅行客に情報を届けるためには、英語や現地の言葉での多言語対応は避けて通れません。せっかく魅力的な投稿でも、書いてあることが理解できなければ、読者は一瞬で画面を離れてしまいます。
<多言語化の工夫>
・投稿の本文に英語を併記する
・翻訳機能が使いやすいように短く分かりやすい文にする
・メニューや予約サイトのリンクを多言語化する
例えば、キャプションの冒頭に英語を置くだけでも、外国人ユーザーの離脱率をぐっと下げることができます。完璧な文章でなくても構いません。
翻訳ツールを使いながら、まずは「歓迎していること」を伝えてみましょう。
また、海外に向けて発信する場合、相手の宗教や食習慣にも配慮する必要があります。知らずにタブーに触れることのないように、ターゲット国の文化を学ぶ姿勢が大切です。
ハッシュタグ(#)とは、投稿につけるラベルのことです。「#Kyoto」のように、言葉の前に「#」をつけて投稿することで、同じ話題の投稿を見つけやすくなります。
ハッシュタグはSNS上の看板のような役割を果たし、キーワード検索をするユーザーとの接点を作ってくれます。日本国内向けのタグだけでなく、ターゲット層が使う英語や現地の言葉のタグを研究しましょう。
<効果的なハッシュタグの例>
地名・エリア:#VisitJapan #TokyoTravel
ジャンル・目的:#JapaneseFood #TempleVisit
人気のタグだけでなく、少し絞り込んだタグを混ぜることで、より関心の高い層に見つけてもらいやすくなります。
素早く成果を出すなら、現地のインフルエンサーの力を借りる方法もあります。たくさんのフォロワーを抱えるインフルエンサーは、すでにターゲットとなる層から信頼を得ているため、紹介してもらうことで大きな反響を期待できます。
<コラボレーションのメリット>
・現地のトレンドに合わせた表現をしてくれる
・投稿に対するリアルな反応をフィードバックしてくれる
ただし、フォロワー数だけで選ぶのではなく、自社のブランドイメージに合う人を選ぶことが重要です。インフルエンサーの選定や依頼が難しい場合は、専門サービスを利用すると良いでしょう。
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SNS投稿を始めたら、どの投稿がたくさん保存されたか、どんなハッシュタグから流入があったかを定期的にチェックします。
「やりっぱなし」にせず、データを見て振り返る習慣をつけましょう。
<チェックすべき重要指標>
・保存数:あとで見返したいという強い興味の証拠
・リーチ数:どれだけ多くの新しい人の目に触れたか
・コメント・DM:読者との直接的な交流の数
反応が良かった理由を分析し、それを次の投稿に活かすサイクル(PDCA)を回していくことが成功の秘訣です。

インバウンド集客において、SNSは海外のお客さんと繋がるための身近なツールです。この記事では、ターゲットに合わせたSNSの選び方や8つの成功事例、運用で気をつけるべきポイントを整理しました。
最初は多言語での発信に戸惑うかもしれませんが、完璧な投稿を目指す必要はありません。まずは写真や動画を使い、あなたのサービスや地域の魅力を知ってもらうことから始めてみてください。
もし本格的にインバウンド集客を始めたいなら、専門サービスを利用するのがおすすめです。株式会社スコープが提供する「INBOUND CROSS(インバウンドクロス)」では、あなたの企業やお店が抱える課題を丁寧にヒアリングし、旅マエから旅ナカまで一貫した最適なプロモーションをご提案します。SNSを含むインバウンド集客にお悩みなら、まずはお気軽にご相談ください。
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