
インバウンドツーリズムとは?メリット・課題や成功事例からわかる対策のポイントを解説
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昨今インバウンド消費が拡大する中、政府は、外国人旅行客の受入体制整備の一環としてクレジットカードやモバイル決済などのキャッシュレス環境の改善を推進しています。
本記事では、インバウンド決済が必要な背景や、国ごとに違う支払い方法のトレンドを詳しく解説します。記事の後半では、まず導入すべき3つの手段や失敗しない選び方もまとめているので、自社のインバウンド対策を進めたい方はぜひ最後までお読みください。
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日本のインバウンド消費額は過去最高の9兆円を突破
インバウンドが旅行中に困る「決済の壁」
【中国】QRコード決済(Alipay・WeChat Pay)が基本
【韓国・台湾・香港】クレジットカードに加え、QR決済も急拡大中
【欧米・豪州】タッチ決済(非接触IC)が人気
ポイント1. ターゲット国に合わせてブランドを選ぶ
ポイント2. 決済手段のロゴと多言語対応をアピール
ポイント3. 安定したネット環境や操作のしやすさもチェック

インバウンド決済とは、訪日外国人旅行客が自国で使い慣れているクレジットカードやQRコード決済などを利用して日本国内で支払いをするための仕組みのことです。
まずは、なぜお店がインバウンド決済を整えるべきなのか、客観的なデータをふまえて説明します。
2023年頃から日本のインバウンド市場は成長を続けており、2025年の訪日外国人旅行者数は、速報値で過去最高の4,200万人を突破。旅行消費額も9兆4,559億円と、過去最高を記録しています(※1)。
消費額のうち、買い物代が約2.5兆円、飲食費が約2兆円を占めます(※2)。
訪日外国人旅行客の多くが日本食とショッピングを旅の目的に挙げており(※3)、小売店や飲食店がこれらの需要を確実に取り込むためには、支払い時のストレスをなくすインバウンド決済の整備が不可欠です。
インバウンド市場の最新動向については、こちらの記事で詳しく解説しています。
【関連記事】インバウンドによる経済効果とは?最新の消費動向や成功事例も解説
国別の旅行者数・消費額ランキングはこちらの記事でご紹介しています。
【関連記事】インバウンド需要とは?今後の展望や課題、取り込むための4つの対策を解説
※1 参考:日本政府観光局(JNTO)|訪日外客数(2025年12月推計値)
※2 参考:観光庁|インバウンド消費動向調査2025年暦年(速報)及び10-12月期(1次速報)の結果について
※3 参考:国土交通省|訪日外国人の消費動向(2024年年次報告書)
訪日外国人旅行者にとって、慣れない日本円を常に持ち歩くことは、心理的にも物理的にも大きな負担になります。防犯上の理由から多額の現金を持ち歩くのを避ける旅行者も少なくありません。
そのため、店頭でキャッシュレス決済ができないことがわかると入店を諦めてしまうケースも多いのです。
【インバウンドが現金決済で困る具体的な場面】
・財布の中の小銭の区別がつかず、会計に時間がかかる
・手持ちの現金が足りなくなる
・両替所やATMを探す手間と時間がかかる
インバウンド決済を整備して「決済の壁」を取り払うことは、単なるレジの効率化にとどまらず、安心して買い物を楽しんでもらうためのおもてなしといえます。
【関連記事】インバウンドのメリット・デメリット総まとめ!3つの課題と対策、成功事例を解説

世界の基準に目を向けると、日本のキャッシュレス化はまだまだ改善の余地がある状態といえます。
下表を見ると、韓国や中国などの近隣諸国では、すでに現金を持ち歩かずとも生活できるキャッシュレス決済環境が整っていることがわかります。

出典:一般社団法人キャッシュレス推進協議会|キャッシュレス・ロードマップ 2024
韓国や中国は、訪日外国人旅行者数ランキングの上位を常に占める国です。日本に対して、自国と同じ便利さを期待してやって来ることが予想されます。
近年は、一部鉄道会社の自動改札機でクレジットカード等のタッチ決済が利用できるようになる(※4)など、活用が進みつつあります。小売店や飲食店でも世界基準の支払い環境を整えることで、旅行者のストレスを減らし、日本全体の観光満足度をさらに高めることができるでしょう。
【関連記事】インバウンドツーリズムとは?メリット・課題や成功事例からわかる対策のポイントを解説
※4 参考:東京都交通局|2026年3月25日(水)から、関東の鉄道事業者11社局の路線を対象とした、クレジットカード等のタッチ決済による後払い乗車サービスの相互利用を開始します

日本を訪れる観光客が、普段どのような支払い方法を使っているかは国によって大きく異なります。ここでは、主要な国や地域ごとに異なる人気の決済手段を整理しました。
中国からの旅行客をお迎えするなら、QRコード決済の導入は欠かせません。中国では、代表的なサービスである「Alipay(アリペイ)」や「WeChat Pay(ウィーチャットペイ)」が、日常の買い物から屋台の支払いまであらゆる場面で使われています。
韓国や台湾、香港からの旅行客は、クレジットカードとスマートフォン決済の両方を使い分ける人も多いのが特徴です。特に韓国は世界トップクラスのキャッシュレス大国であり、国全体の決済のほとんどがカードで行われるほど普及しています。
また、台湾や香港でも「JKOPAY(街口支付)」や「AlipayHK」といった独自のスマートフォン決済サービスが急速に広がっています。例えば、大型のショッピングモールではカードを使い、小さなお土産屋さんではスマートフォンでサッと支払うといった使い分けがよく見られます。
クレジットカードを機械に差し込むことなくスピーディに支払える「タッチ決済」は、アメリカやヨーロッパ、オーストラリアからの旅行者にも人気です。具体的には、VisaやMastercardなどの国際ブランドが提供するコンタクトレス決済が、街中のカフェやレストランで日常的に使われています。
インバウンド決済を整備するなら、古いタイプの機械ではなく、非接触で決済できる最新の端末を用意しておくと喜ばれるでしょう。

訪日客に人気のキャッシュレス決済事情をふまえて、インバウンド対策としてまず導入を検討したい決済手段を3つピックアップしました。
【まず導入すべき3つの手段】
クレジットカード
国籍を問わずほとんどの海外旅行者が必ず一枚は持ち歩いている、世界共通の決済手段。まずはVisaやMastercardといった主要なブランドを網羅し、さらにタッチ決済ができる環境を整えるのがおすすめ
QRコード決済
アジア圏の旅行客に絶大な人気を誇る。日本の「PayPay(ペイペイ)」を導入するだけで、連携している海外の決済アプリ(Alipay+など)が自動的に使えるようになるサービスもある
電子マネー
日本国内の移動に電車やバスを利用するため、交通系ICカードを1枚は持っていることが多い。特に駅ナカのショップや観光地の売店など、会計のスピードが求められる場所で喜ばれる
キャッシュレス決済の導入以外のインバウンド対策は、こちらの記事でご紹介しています。
【関連記事】インバウンド対策の成功事例5選|飲食店や自治体などでの成功法則とは?

最後に、インバウンド対策として決済サービスを導入する際のポイントを3つ紹介します。お店のターゲットや旅行客の流れをイメージしながら、最適なパートナーを見つける参考にしてください。
すべてのサービスを闇雲に導入するよりも、主要なお客さんのニーズをピンポイントで満たすほうが、効率よく売上を伸ばせることが多々あります。まずは自社を訪れる客層を分析してみると良いでしょう。
例えば、アメリカ人旅行客が多いならタッチ決済対応のカード機が最優先ですし、中国人旅行客が多いならQR決済が必須です。もし客層が幅広い場合は、一台の端末で多くのブランドに対応できる「マルチ決済端末」を検討するのも賢い選択といえます。
決済手段を導入したら、対応しているカードブランドやQR決済ブランドのロゴをレジ横や店頭に掲示しましょう。
旅行客は、言葉が通じなくても、ステッカーを見て入店を決めることも少なくありません。
また、決済端末の操作画面が英語などの多言語に対応していれば、店員が説明しなくてもお客さん自身で迷わず操作を終えられます。スタッフの負担を減らしつつ、旅行客にとってもストレスのない決済環境を作ることが可能です。
見落としがちなのが、システムの安定性と操作のシンプルさです。どんなに便利な決済手段も、通信が途切れてレジが止まってしまえば、お客さんをイライラさせる原因になってしまいます。
また、新しく入ったアルバイトの方でも、数分教えればすぐに使えるような使い勝手の良いサービスを選ぶことも重要です。
ボタンが大きく押しやすいものや、画面の指示が日本語以外でも理解しやすいものを選ぶと良いでしょう。

本記事では、インバウンド決済の重要性から国別の決済事情、そして導入のポイントについてお伝えしてきました。
キャッシュレス決済環境を整えることは、単に支払いの道具を増やすことではなく、世界中から足を運んでくれる旅行客へのおもてなしだといえます。言葉が通じなくても、スムーズな支払いができれば、旅行客は笑顔でお店を後にしやすくなるでしょう。
インバウンド決済の準備ができたら、次は旅行客を呼び込むプロモーションです。
しかし、「本格的にインバウンド集客を始めたいけれど、社内にノウハウがない」「何から手をつければいいのか専門的な目線でアドバイスがほしい」というお悩みを持つ担当者も少なくありません。
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※本記事で記載している情報は2026年3月時点のものです。
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