
インバウンド対策の成功事例5選|飲食店や自治体などでの成功法則とは?
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企業やブランドが既存の人気キャラクターやオリジナルキャラクターを活用して、商品やサービスの認知度向上やイメージ強化を図るマーケティング手法である「キャラクターマーケティング」。
自社キャラクターの制作や、既存キャラクターとのコラボレーションを検討中のマーケティング担当者も多いのではないでしょうか。
本記事では、キャラクターマーケティングの成功例を業種別にご紹介します。キャラクターマーケティングを成功に導くコツも5ステップで解説しますので、ぜひ最後まで読んで、自社に合うキャラクターの活用方法をイメージしてみてください。
>>>自社に合うキャラクターを知りたい方は「IPコンテンツマッチ」をチェック<<<
なお、キャラクターは知的財産権によって保護されており、「IPコンテンツ」とも呼ばれます。
IPを活用したビジネスモデルについては、こちらの記事をご一読ください。
【関連記事】IPビジネスとは?ビジネスモデルや活用メリット、成功事例を紹介
事例1.オリジナルキャラクター|【自治体】くまモン 熊本県
事例2.オリジナルキャラクター|【食品メーカー】ペコちゃん 株式会社不二家
事例3.既存キャラクター| 【アパレル・小売業】UNIQLO(ユニクロ)のコラボ商品
事例4.既存キャラクター| 【家電・小売業】株式会社ヤマダデンキの販促キャンペーン
ステップ1.目的とターゲットを明確にする
ステップ2.ターゲット層や自社商品と親和性が高いキャラクターを選定する
ステップ3.共感を呼ぶストーリー(世界観)をつくる
ステップ4.さまざまな媒体(マルチチャネル)で一貫した展開をする
ステップ5.ファンと積極的にコミュニケーションをとる

私たちの身の回りには、キャラクターを巧みに活用して、ビジネスを成功させている企業がたくさんあります。
キャラクターマーケティングに活用するキャラクターは、既存キャラクターとオリジナルキャラクター(企業キャラクター)の2パターンです。

この章では、オリジナルキャラクター・既存キャラクターを活用した成功例をご紹介します。
1. オリジナルキャラクター|【自治体】くまモン 熊本県
2. オリジナルキャラクター|【食品メーカー】ペコちゃん 株式会社不二家
3. 既存キャラクター| 【アパレル・小売業】UNIQLO(ユニクロ)のコラボ商品
4. 既存キャラクター| 【家電・小売業】株式会社ヤマダデンキの販促キャンペーン
※本記事で紹介する事例は、2025年11月時点の情報をもとに作成しています。

熊本県のPRキャラクターとして2010年に誕生し、無料で企業・団体が利用できる「オープンライセンス戦略」を展開。その結果、商品パッケージ・コラボグッズ・広告など多岐にわたる分野で圧倒的露出を実現し、消費者の間で“親しみやすい熊本の顔”として浸透しました。

出典:不二家 公式サイト
1950年誕生以来、店舗前の人形、商品パッケージ、広告、販促活動、CMなどあらゆる顧客接点で一貫して「ペコちゃん」を起用。明るく親しみやすいイメージで、不二家=ペコちゃんという強いブランドイメージを長期間維持しています。

ユニクロの「UT」ブランドは、既存キャラクター(アニメIP)とのコラボレーションの代表的な成功例です。
さまざまなキャラクターとコラボレーションすることで、幅広い層へのアプローチを実現しています。
参考:FASHIONSNAP|コラボで成功を収めるユニクロ 過去の戦略と期待を込めたコラボ先を予測

上記の株式会社ヤマダデンキとサンリオの事例のように、販促キャンペーンとしてキャラクターとコラボレーションするのは定番の手法です。人気の高いキャラクターとライセンス契約を結び限定グッズをプレゼントすることで、商品購入を促すことができます。
今回ご紹介した小売店での事例のように、短期間で高い集客効果を得たい場合には、既存キャラクターの活用がおすすめです。
一方、自由度高く活用できるコンテンツをじっくり育てていく時間とコストの余裕がある場合は、オリジナルキャラクターの開発に挑戦することもできます。
自社の状況や目的にあわせて検討しましょう。

企業がキャラクターマーケティングに取り組むことで、下記のような効果が期待できます。
キャラクターは記憶に残りやすく、消費者の興味を引くため、認知度アップやSNSによる情報拡散を狙いたい場合に効果的です。
また、キャラクターがもつプラスのイメージにより、自社ブランドにもポジティブなイメージが形成されやすくなります。
例えば、堅いイメージの業種であれば、柔らかい印象を与えるキャラクターを採用することで、消費者に親しみやすさを感じてもらいやすくなります。
キャラクターを戦略的に活用することで、他社との差別化を図りましょう。

ただキャラクターを作る、またはライセンスを借りるだけでは、その魅力を最大限に引き出すことはできません。最後に、キャラクターマーケティングを成功させるための5つのステップを解説します。
まずは「何のために、誰に届けたいのか」を明確にすることで、目的とターゲットを定めます。
【目的の例】キャラクターに託す役割をはっきりさせる
会社の認知度を上げたい
新商品の魅力を伝えたい
企業のイメージを親しみやすくしたい
【ターゲットの考え方】
年齢
性別
興味があること
生活スタイル など
例えば、「小学生に、お菓子の楽しさを伝えたい」という目的・ターゲットが決まっていれば、「明るく元気で、わかりやすい言葉を話す」といったキャラクター像が求められるでしょう。
キャラクターマーケティングの目的を達成するには、キャラクターが持つ雰囲気と、ブランドが顧客に与えたい印象が一致している必要があります。
オリジナルキャラクターの場合は、自社の強みや理念、商品の特性などを深く理解し、それをキャラクターのデザインや性格に落とし込んでいく作業が欠かせません。既存のキャラクターを活用する場合も、単純に人気のキャラクターを選ぶのではなく、自社が表現したいイメージに沿って慎重に選定を行いましょう。
キャラクターに人間味あふれるプロフィールや物語を与えることで、消費者は感情移入しやすくなり、単なる広告塔ではなく、応援したい存在として認識されます。
出身地や好きな食べ物、ちょっとした悩み事といった詳細なプロフィールを設定するだけでも、キャラクターは格段に深みを増すでしょう。競合他社がどのようなキャラクターを使用しているのか分析するのもおすすめです。
なお、既存のキャラクターを活用する場合は、そのキャラクターが築いてきた世界観やストーリーへの配慮が必要です。キャラクターのイメージを損なう安易な表現や商品化はファンの反感を買うリスクがあるため、リスペクトをもって丁寧にプロモーションを企画する必要があります。
キャラクターが決まったら、WebサイトやSNSといったオンラインの場だけでなく、商品パッケージや店舗、イベントといったオフラインの場も含めた、マルチチャネル展開を計画しましょう。
その際、媒体ごとにキャラクターの印象がバラバラにならないように、ガイドラインを定めて一貫したメッセージを届けるようにするのがポイントです。既存のキャラクターを活用する場合は、ライセンス元のガイドラインを遵守するようにします。
キャラクターマーケティングでは、ファンとの双方向のコミュニケーションも大切です。
例えばSNS上でオリジナルキャラクターがファンと直接交流することで、親近感や信頼感が高まり、ブランドや商品への愛着も向上します。キャラクターや商品の情報をSNSでシェアする動機付けにもなるでしょう。
既存のキャラクターを活用する場合でも、コラボ専用のハッシュタグを用意するなど、ファンが参加できるSNSキャンペーンを実施すると効果が高まります。

本記事では、キャラクターマーケティングの基本から成功例、施策を進めるうえで大切なポイントを解説しました。
自社の想いを届け、消費者との間に強い絆を築くための強力なパートナーとして、ぜひキャラクターの活用を検討してみてください。
最後まで記事を読んで、「オリジナルキャラクターを開発する時間がない」「自社に合う既存キャラクターの選び方がわからない」というお悩みを抱えていませんか?
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※本記事で記載している製品名・サービス名・キャラクター名および関連する知的財産権は、各権利所有者に帰属します。



