ハラスメント防止方針

1. 目的と適用範囲

このハラスメント防止方針は、株式会社スコープにおいて、全従業員が尊重され、安全で快適な職場環境を享受できるようにすることを目的としています。本方針は、役員、正社員、契約社員、パート・アルバイト、派遣社員等当社において働いている方すべて、さらには、お得意先、お取引先およびその他の当社に関連するすべての個人に適用されます。
また、女性、男性、同性同士かを問いません。相手の立場に立って、普段の言動を振り返り、ハラスメントのない、快適な職場を作っていきます。

2. ハラスメントの定義

ハラスメントとは、他者に対して不快感や脅迫感を与える言動であり、職場環境を悪化させる行為を指します。具体的には以下のようなものを含みますが、これに限定されません。

パワーハラスメント：

①優越的な関係を背景とした言動
②業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの
③労働者の就業環境が害されるもの

例：

上司から部下に対する人格を否定するような発言。
職権を濫用した不当な命令や要求。
業務上の必要性を超えた過度な叱責や屈辱的な発言。
業務上の地位を利用した不当な無視や排除。

セクシャルハラスメント：

①職場において行われる労働者の意に反する性的な言動
②労働者が労働条件について不利益を受けたり就業環境が害されるもの

例：

食事やデートへの執拗な誘い。
個人的な性的体験談を話すこと。
性的な言動や不適切な身体接触。
性的な要求やそれに関連する報酬・罰則の約束。
性に関する不快なジョークやコメント。

モラルハラスメント：

①言葉や態度、身振りや文書などによって、働く人間の人格や尊厳を傷つけたり、肉体的、精神的に傷を負わせること
②その人間が職場を辞めざるを得ない状況に追い込んだり、職場の雰囲気を悪くさせること

例：

精神的ないじめや心理的圧力。
他者の名誉を傷つける行為。

出産・育児に関するハラスメント：

①職場において行われる上司・同僚からの言動
②妊娠・出産した女性労働者や育児休業・介護休業等を申出・取得した男女労働者の就業環境が害されるもの

例：

妊娠、出産、育児休業の取得を理由にした不利益な扱い。
妊娠や育児に関連して、不適切な圧力や嫌がらせを行う行為。
職場復帰後の不当な配置転換や待遇の悪化。

人種・民族ハラスメント：

①人種や民族に基づく差別的な言動
②人種的なステレオタイプや偏見に基づく不当な扱い

3. ゼロトレランスの姿勢

株式会社スコープは、ハラスメントを一切容認しません。すべての報告は真摯に受け止め、確認された場合には厳正な処分を行います。組織は、すべての従業員がこの方針を理解し、遵守することを求めます。

4. 報告手順

ハラスメントに関する相談窓口を設置し、苦情・相談の申し出があった場合は、規程に則り迅速かつ適切に対応します。

相談窓口：株式会社スコープ　コンプライアンス室

5. 調査と対応

報告を受けた場合、迅速かつ公正に調査を実施します。調査は、関連するすべての当事者からの聞き取りや証拠の収集を含むことがあります。

調査の透明性と公正性：

①調査は中立的な立場で行われ、偏りや先入観を排除します。
②調査の進行状況および結果については、関係者に適時報告します。

結果に基づく対応：

①違反が確認された場合は、適切な懲戒処分を含む対応策を講じます。
②必要に応じて、被害者へのサポートや環境改善を行います。

6. 保護と秘密保持

報告者および被害者に対する報復行為を一切禁止します。報復が確認された場合、それ自体が懲戒の対象となります。また、調査過程で得られた情報は厳格に管理し、関係者のプライバシーを保護します。さらに、労働者がハラスメントについて相談を行ったこと又は事業主による相談対応に協力した際に事実を述べたことを理由として、不利益な取扱いは行いません。

7. 教育とトレーニング

株式会社スコープは、ハラスメント防止に関する定期的な教育プログラムを提供し、従業員の意識向上を図ります。これには、新入社員研修および継続的な教育セッションが含まれます。

8. 方針の更新

本方針は、社会的な変化や法的要件の変動に応じて定期的に見直し、更新します。従業員には、方針の改訂が行われた際に周知します。