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インバウンド集客完全ガイド|すぐ始めたい6つの方法と成功事例

2025.12.15

日本にやって来る外国人観光客を店舗やサービスに呼び込む、インバウンド集客。
興味がありつつも、「何から手をつければ良いのかわからない」とお悩みの企業の担当者様や店舗オーナー様も多いのではないでしょうか。

本記事では、インバウンド集客の基礎知識からすぐに実践できる具体的な方法、さらには成功事例までを徹底解説
漠然とした不安を解消して、「明日から何をすべきか」を明確にしましょう。

「自社で戦略を練る時間がない」「効率的に対策したい」とお考えの方は、プロに相談してみるのもおすすめです。専門担当者がお客様の課題をヒアリングして、最適なプランをご提案いたします。

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[目次]
1, なぜインバウンド集客が重要なのか?今さら聞けない基本を解説

(1) 日本のインバウンド市場は過去最高を記録。課題もふまえた対策が必要
(2) インバウンド集客のメリット

2, インバウンド集客を始める前に!対応しておきたい3項目

準備1.多言語対応(Webサイト・SNS・メニュー)
準備2.キャッシュレス決済の導入
準備3.無料Wi-Fi環境の整備

3, インバウンド集客に効果的な6つの方法

方法1. SNSでの情報発信
方法2. Googleマップの活用(MEO対策)
方法3. 自社サイト・ブログの多言語化(SEO対策)
方法4. 海外OTA(Online Travel Agent)への掲載
方法5. Web広告の活用
方法6. パンフレットやチラシ、看板の多言語化

4,【業種別】インバウンド集客の成功事例3選

【飲食店】松乃鮨|体験型コンテンツの強化とSNSプロモーション
【小売店】株式会社ドン・キホーテ|世界各国のSNSを駆使したプロモーション
【自治体】福島県観光交流局観光交流課|国・地域別・テーマ別PR動画の配信

5, 成功事例に共通するインバウンド集客の3つのポイント

ポイント1.「旅マエ」の旅行者に情報を届ける
ポイント2.文化や習慣の違いを理解し、おもてなしに活かす
ポイント3.口コミを誘発する仕組みを作る

6, インバウンド集客は小さな一歩から始めよう
1, なぜインバウンドが重要なのか?今さら聞けない基本を解説

なぜ近年、インバウンド集客に取り組む企業やお店が増えているのでしょうか。まずは日本の観光市場の状況と、インバウンド集客を実践するメリットを確認しておきましょう。

 

(1) 日本のインバウンド市場は過去最高を記録。課題もふまえた対策が必要

2024年の訪日外国人旅行者数は、過去最高の約3,700万人を記録。旅行消費額も、約8兆円で過去最高を記録しました。(参照:国土交通省|観光の現状について

そんな近年の日本の観光市場の背景には、下記のような変化が起きています。


・歴史的な円安による追い風

円安により、訪日観光客にとって日本での買い物や食事が「お得」に感じられる環境がある

・国内市場の構造的な変化

少子高齢化が進む国内市場だけでなく、世界中から訪れる観光客を「新たな顧客」としてとらえる視点が求められている

・「モノ消費」から「コト消費」へのシフト

その土地ならではの体験を求める「コト消費」へのニーズが世界的に高まっており、これまで光が当たらなかったものも大きな魅力になるチャンスがある


今後も増加が見込まれる訪日外国人旅行者数を取り込むため、観光業だけでなく、小売業や飲食店、自治体などでもインバウンド対策の取り組みが広がっています。

一方でインバウンド市場の拡大にともない、観光地の混雑やマナー違反など、いわゆるオーバーツーリズム問題も課題に。今後は、単なる受入強化だけでなく、衛生・治安・環境面にも配慮した対策が求められていくでしょう。

【関連記事】インバウンド需要とは?今後の展望や課題、取り込むための4つの対策を解説

 

 

(2) インバウンド集客のメリット

インバウンド集客に取り組むことで得られるメリットとしては、次のようなものが考えられます。


  • 売上の拡大
  • 新たな来訪者層の開拓
  • 地域経済への貢献
  • 他店との差別化

訪日外国人旅行者を誘致して新たな来訪者層を開拓するため、企業や店舗の売上拡大につながるのはもちろん、周辺の地域経済の活性化も期待できます

また、インバウンド集客の一環でSNS・メディア発信した情報が、訪日外国人旅行者を通じてシェアされることでプロモーション効果が倍増することも。国際的な認知度向上やブランディングを図るためにも、積極的かつ戦略的なインバウンド集客がますます重要になってきています

 

 

2, インバウンド集客を始める前に!対応しておきたい3項目

インバウンド集客を始める前に、まずは訪日外国人旅行者を気持ちよくお迎えするための土台づくりが必要です。

この章では、インバウンド集客の成功に不可欠な土台として「多言語対応」「キャッシュレス決済」「無料Wi-Fi」の3つを解説します。

 

準備1. 多言語対応(Webサイト・SNS・メニュー)

まずはWebサイトやお店に掲示するメニューなど、簡単な部分から多言語対応を始めましょう。例えば、メニューに料理の写真と簡単な英語を併記するだけでも、旅行者は安心できます。

作業する際には、スマートフォンの翻訳アプリなどを使用するのがおすすめです。無料で多言語メニューを作成できるWebサービスなども活用すると良いでしょう。

【参考】和歌山県|EAT WAKAYAMA(多言語メニュー作成支援ウェブサイト) 

また、アレルギーや宗教上の食事制限(ハラル・ベジタリアンなど)に対応しているメニューがある場合は、それをピクトグラム(絵文字)などでわかりやすく表示すると、さらに親切な印象を与えられます。

 

準備2. キャッシュレス決済の導入

近年、日本以上にキャッシュレス決済が普及している国も多く、「現金払いのみ」という営業スタイルは大きな機会損失につながるおそれがあります。

特に欧米諸国ではカード決済が一般的。世界的に広く使われている「Visa」と「Mastercard」のクレジットカードには対応しておきたいところです。また、中国からの観光客をターゲットにするなら「Alipay」や「WeChat Pay」といったQRコード決済の導入も検討しましょう。

 

準備3. 無料Wi-Fi環境の整備

外国人旅行者にとって、旅行先でのインターネット接続は重要なライフラインです。「Free Wi-Fi」のステッカーが店先に貼ってあれば、お店選びの決め手になることもあるでしょう。

店舗向けのWi-Fiサービスは、通信会社から多様なプランが提供されています。以前よりも手軽に導入できるようになっているので、検討してみましょう。

【関連記事】インバウンド対策は何から始める?小売店や飲食店など業種別具体策や成功のポイントを解説

 

 

3, インバウンド集客に効果的な6つの方法

お迎えの準備が整ったら、次は世界に向けてあなたのお店の魅力を知ってもらうフェーズです。インターネットを使えば、大きなコストをかけなくても効果的な情報発信ができます。

 

この章では、SNSやGoogleマップの活用といった今すぐ始められるものからWeb広告まで、インバウンド集客に効果的な6つのオンライン・オフライン施策を紹介します。

方法1. SNSでの情報発信

日本人と同じように、多くの訪日外国人旅行者も旅行の情報をSNSで集めています。各SNSの特性を理解して、ターゲットや目的によって使い分けるのがポイントです。

いずれのSNSでも「#japantravel」や「#tokyofood」といった人気のハッシュタグを付けることで、日本に興味がある世界中のユーザーにあなたの投稿を見てもらえる可能性が高まります。

言葉がわからなくても魅力が伝わるような、ビジュアル重視の投稿を心がけてみましょう。

 

方法2. Googleマップの活用(MEO対策)

多くの旅行者が利用するGoogleマップにお店の情報が正しく、そして魅力的に掲載されていることも非常に重要です。

【最低限やっておきたいこと】

      • ・「Googleビジネスプロフィール」にユーザー登録
        ・店名・住所・営業時間といった基本情報を英語でも併記

【魅力を伝えるためにやっておきたいこと】

      • ・店舗の外観や内装、料理の写真を数多く掲載する
        ・投稿された口コミには丁寧に返信する(簡単な英語でも良い)

 

このようにマップ掲載情報を整えることは「MEO(Map Engine Optimization)」つまり「地図エンジン最適化」と呼ばれます。

 

方法3. 自社サイト・ブログの多言語化(SEO対策)

SNSや地図アプリで興味を持った人が、より詳しい情報を求めて最終的に訪れる可能性が高い場所が自社のWebサイトやブログです。

 

単に日本語のページを機械翻訳するだけでなく、ターゲットとする国の人々が実際に検索する言葉を意識してサイトやブログを作成しましょう。(例:「寿司」は「sushi」と検索する人が多い。)キーワードをページのタイトルや見出しに含めることで、Googleなどの検索結果に表示されやすくなります。

また、Webサイトには、24時間いつでも利用できる多言語対応のオンライン予約機能を設置すると良いでしょう。電話対応の手間が省けるだけでなく、予約の取りこぼしを防ぐことにもつながります。

SNS・地図アプリと公式サイト、それぞれに役割を持たせて連携させることで、より効果的な情報発信が可能になります。お店のこだわりやストーリーを詳しく伝える場として、ぜひWebサイトの多言語化に取り組んでみてください。

 

方法4. 海外OTA(Online Travel Agent)への掲載

OTAとは「Online Travel Agent」の略で、「Booking.com」や「Expedia」といった、インターネット上で取引を行う旅行会社のことです。サービスによっては世界中の何億人もの旅行者に利用されているため、OTAへの掲載は最も効果的な集客手段の一つといえます。

 

また、OTAはサイトの多言語対応やさまざまな通貨での決済、顧客からの問い合わせ対応などを代行してくれる点も魅力。販売手数料はかかりますが、それを上回る集客効果と業務効率化が期待できます。

 

方法5. Web広告の活用

Web広告を利用すれば、SNSやGoogleなどの検索エンジンを経由して、あなたのサービスに興味を持ちそうなターゲット層に絞って情報を届けられます

 

Web広告には、主に下記のような種類があります。

Web広告を活用する大きなメリットは下記のとおりです。

・1日数百円といった少額の予算からでも始められる
・広告の効果(表示回数やクリック数など)をデータで正確に測定できる

まずは少額から始めてみて、反応を見ながら広告の内容やターゲットを改善していく、という使い方もできます。

 

方法6. パンフレットやチラシ、看板の多言語化

ここまでオンラインの集客施策をご紹介してきましたが、従来のオフライン集客施策もまだまだ効果があります。

例えば、配布するチラシ・パンフレットや看板を多言語化すると、お店の前を通りかかった外国人観光客の足を止め、入店のきっかけを作ることができます。

【制作のポイント】

・文字情報を詰め込みすぎず、写真やイラストを多用して視覚的にわかりやすいデザインを心がける(人気メニューの写真・英語の簡単な説明・価格など)

【配布のポイント】

・店舗内や外で配布する
・近隣のホテルや観光案内所に置いてもらう

 

旅行前からアプローチできるオンライン施策と組み合わせて実施することで、集客効果を最大化できるでしょう。

4,【業種別】インバウンド集客の成功事例3選

実際にインバウンド集客が成功している事業者や自治体は、どのような取り組みをしているのでしょうか。この章では、下記の3業種の成功事例をご紹介します。

    • 【飲食店】松乃鮨|体験型コンテンツの強化とSNSプロモーション
    • 【小売店】株式会社ドン・キホーテ|世界各国のSNSを駆使したプロモーション
    • 【自治体】福島県観光交流局観光交流課|国・地域別・テーマ別PR動画の配信

 

【飲食店】松乃鮨|体験型コンテンツの強化とSNSプロモーション

出典:松乃鮨 公式サイト|インバウンド向けサービス

 

松乃鮨は100年以上の歴史を持つ老舗鮨店として、英語対応の「鮨握り体験プログラム」を設け、単なる食事でなく「鮨を通じた日本文化の伝承」を重視している点が特徴です。


【体験型コンテンツの提供】

    • ・「お寿司の握り体験」「市場ツアー」「英語での鮨文化講演+寿司パーティー」などの外国人富裕層向けサービスを提供
      ・インテリアには地域由来の骨董品を配置し、伝統工芸品の江戸切子で日本酒を提供するなど、伝統的な日本文化を感じる空間づくり

【SNS・デジタルプロモーション】

松乃鮨 公式インスタグラム


 

【小売店】株式会社ドン・キホーテ|世界各国のSNSを駆使したプロモーション

出典:ドン・キホーテ 英語版公式サイト

インバウンド集客で日本有数の成功例として知られている、株式会社ドン・キホーテ(PPIHグループ)。世界各国のSNSを駆使したプロモーションが特徴です。2025年6月期上期での免税売上高は、過去最高の798億円を達成しました。


【SNS・デジタルプロモーション】

海外向けSNSの活用

中国向け:Weibo(微博)、WeChat公式アカウント(微信公众号)
台湾・韓国・タイ向け:Instagram、TikTok、Facebook

海外インフルエンサーによる商品紹介や口コミ投稿
英語・簡体字・繁体字・韓国語・タイ語の多言語サイトを運営
世界的アーティストとコラボレーションしたCMを制作

【日本ならではの体験を提供】

ドン・キホーテならではの陳列やPOPなど「ここでしかできない買い物体験」を提供
あえてパッケージを日本語表記にした「日本らしさを感じるお土産」の提供
POP・案内・会計や免税サービスなど店頭でも多言語対応を徹底

 

参考:東洋経済オンライン|訪日客が「ドン・キホーテ」に必ず足を運ぶ理由

ニッポンドットコム|【ドン・キホーテ】訪日客が絶対訪れる事情 世界が愛する「DONKI」

株式会社ドン・キホーテ|プレスリリース「8 月20日(火)より放映開始!ドン・キホーテの新CMにブルーノ・マーズが 登場!」


 

【自治体】福島県観光交流局観光交流課|国・地域別・テーマ別PR動画の配信

出典:Diamond Route Japan 公式サイト

 

福島・栃木・茨城の3県で連携し、東京を起点とした広域周遊ルート「ダイヤモンドルート・ジャパン」のインバウンド集客事例。デジタルマーケティングを活用し、日本興味層に向けた質の高いPR動画を発信している点が特徴です。


【SNS・デジタルプロモーション】

・YouTubeのデジタル動画配信およびFacebookを中心としたSNS展開
・PR動画を国・地域別、テーマ別に作成し、対象国の旅行・日本興味層へターゲット配信
・SNS広告やインストリーム動画広告を効果的に配信し、Webサイトや予約導線に誘導する仕組みを構築
・外国人クリエイターと連携した現地目線のSNS発信や、コミュニティ単位での拡散

【日本ならではの体験を提供】

・「ヒストリー(歴史・サムライ)」「アウトドア」「ヘルス」「ネイチャー」など、訪日外国人旅行者に響く複数のテーマを軸に新たな観光コンテンツを造成

参考: JNTO|福島県 インバウンド事例調査レポート


インバウンド対策の成功事例は、こちらの記事でもご紹介しています。
【関連記事】インバウンド対策の成功事例5選|飲食店や自治体などでの成功法則とは?

 

 

5, 成功事例に共通するインバウンド集客の3つのポイント

最後に、本記事でご紹介した成功事例に共通する「旅マエでのアプローチ」「文化への配慮」「口コミの活用」の3つのポイントを解説します。

 

ポイント1.「旅マエ」の旅行者に情報を届ける

旅行者が自国で旅行の計画を立てている「旅マエ」の段階で、サービスや商品の存在を知ってもらうことが大切です。

多くの旅行者は日本に来る前に、訪れる都市やレストラン、参加したいアクティビティなどを大まかに決めています。SNSやWebサイトを通じて、海外にいる潜在的なお客様に向けて積極的に情報を発信しましょう。

 

ポイント2.文化や習慣の違いを理解し、おもてなしに活かす

「外国人観光客」と一括りにせず、それぞれの国や地域の文化・宗教・習慣を尊重し、配慮する姿勢が、お客様の満足度アップにつながります。

完璧な対応は難しくても、互いの文化を理解・配慮しようとするおもてなしの心がリピーターやファンの獲得において何よりも大切です。

 

ポイント3.口コミを誘発する仕組みを作る

他の旅行者による「口コミ」は、観光客にとってお店を選ぶ際に最も信頼できる情報源といえます。

良い口コミは、広告よりも強力な宣伝効果をもつ場合があるため、お客様に満足いただいたうえで口コミを投稿してもらう仕組みづくりが必要です。

例えば、下記のような対策が考えられます。

  • 店内のテーブルやレジ横に、Googleマップや世界的な旅行口コミサイトのQRコードを設置
  • 「あなたの旅の思い出をシェアしてください」など、投稿を促すポップを掲示
  • 「ハッシュタグを付けてInstagram投稿で、ドリンク1杯サービス」などのキャンペーンを実施

 

投稿された口コミには丁寧に目を通し、良い評価には感謝を、ネガティブな評価にも誠実な対応をする姿勢が信頼につながります。

6, インバウンド集客は小さな一歩から始めよう

本記事では、インバウンド集客の重要性から具体的なノウハウ、そして成功のポイントまでを解説しました。

まずは「メニューに英語を併記してみる」「Googleマップの写真を充実させる」といった、今日からでも始められる小さな一歩を踏み出してみませんか

 

もしインバウンド集客で競合より一歩先の成果を目指すなら、「旅マエ」から「旅ナカ」にかけての一貫した戦略設計が不可欠です。しかし、独学で戦略を立てることに難しさを感じている方も多いのではないでしょうか。

販促マーケティングを熟知した株式会社スコープでは、グローバルツーリズム市場に精通した「グローバル・デイリー社」とともに、メディア戦略と連動したプロモーション戦略をご提供しています。

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